【3選】クイックフォーマットされたデータを復元する方法
誤ってハードディスクやSDカードなどをクイックフォーマットしてしまったら、クイックフォーマットで消えたデータを復元することができますか。本文では、クイックフォーマットと通常のフォーマットの違い、クイックフォーマットで消えたデータを復元する可能性や方法などを詳しくご紹介いたしましょう。

クイックフォーマットと通常のフォーマットの違いについて
ハードディスクやUSBフラッシュドライブ、SDカードなどの記憶装置をフォーマットする時、「クイックフォーマット」と「通常のフォーマット(フルフォーマット、完全フォーマットとも言う)」という2つのフォーマット方法があります。
クイックフォーマットとは、文字通りに、速いフォーマットなので、通常のフォーマットとの大きな違いは、クイックフォーマットはドライブの不良セクタをチェックしないのに対して、通常フォーマットは不良セクタのチェックを行うということです。クイックフォーマットは不良セクターのチェックを行わないため、データの損失を起こすのがデメリットです。一方、クイックフォーマットは不良セクターを検索しないでハードディスクなどをフォーマットするので、時間を節約できます。ハードディスクの状態を新たにしたいだけなら、クイックフォーマットは最善の選択です。
フォーマットの種類 | クイックフォーマット | 通常のフォーマット |
---|---|---|
時間がかかる | かかる時間が短い | 結構時間がかかるかも |
データを復元する可能性 | データの復元が可能 | 削除されるファイルの復元が不可能 |
不良セクタのチェック | 行わない | 実行 |
クイックフォーマットで失われたデータは復旧可能なのか?
クイックフォーマットは、ハードディスクなどのファイルシステム情報を短時間で初期化する操作なので、フォーマットでデータが一時に消えても、完全に削除されたわけではなく、しばらくストレージデバイスに残っているのです。そこで、適当なデータ復元ソフトを使えば、クイックフォーマットしたHDDやSDカード、USBなどのデータ復元ができます。
でも、不具合でクイックフォーマットで消えたデータが破損されたり、上書きされたりする場合、クイックフォーマットされたデータを復元不可能になりますので、データの損失を避けるには、余計な操作を直ちに停止してください。それに、念のために、日頃から常にハードディスクなどのデータをバックアップしたほうが良いです。
クイックフォーマットされたデータを復元する方法
下記では、HDDやSDカード、PS3、SSDなどのクイックフォーマットでデータが消えるときの復旧方法をご紹介いたしますので、必要なら、ご参考ください。
様々な不具合で消えたデータの復元に対応したAiseesoft データ 復元
Aiseesoft データ 復元はハードディスクやUSBメモリー、SDカードなどのクラッシュや故障、クイックフォーマットで失われた音声、動画、Word、画像、メールなどのデータを復元することができるソフトウェアなので、クイックフォーマットで消えたデータを復旧する気があれば、ぜひお試しください。
特徴
- 様々な消えたデータを復元できて、対応形式が多い
- 汎用的なストレージデバイス、例えば、HDD、デジカメ、SDカードからデータを復元可
- 誤削除や誤操作、誤ったフォーマットなどの故障で消えたデータを復元
- クイックスキャンとディープスキャンが利用可
- フィルターで素早く消えたデータを見つけて復元
では、このクイックフォーマット復元ソフトを無料ダウンロード・インストールして、クイックフォーマットで失われたファイルを復元する方法をご紹介いたしましょう。
ステップ 1クイックフォーマットで消えたデータの保存場所を選択
このクイックフォーマット復元を立ち上げて、まずは、復元したいデータの保存場所であるドライブを選択します。
ステップ 2スキャンを行う
保存場所を選択してから、「スキャン開始」ボタンをクリックして、クイックフォーマットで失われたデータを見つけるためのクイックスキャンが始まります。クイックスキャンが終わったら、ディープスキャンに切り替わりますので、スキャンが終わるまでお待ちください。

ステップ 3クイックフォーマットで失われたファイルを復元
スキャンが終わったら、すべてのデータがリストされ、タイプリストまたはパスリストでクイックフォーマットでなくなったデータを見つけてください。また、フィルターで素早く見つけてもいいです。最後、「復元」ボタンをクリックすることでクイックフォーマットからのデータ損失を復元できます。

このクイックフォーマット 復元は様々なデータの復元をサポートしますので、対応形式が多いです。今後、ハードディスクを誤ってクイックフォーマットして消えたWordやエクセル、音声、動画、画像などを復元する気があれば、ぜひご利用ください。
バックアップと復元(Windows 7)でクイックフォーマットで消えたデータを復元
クイックフォーマットを行う前に、Windowsに標準搭載されている「バックアップと復元(Windows 7)」というバックアップツールを使って、データのバックアップを取った事があれば、クイックフォーマットでなくなったデータを復元可能です。
ステップ 1Windowsの「スタート」⇔「コントロール パネル」⇔「システムとセキュリティ」⇔「バックアップと復元(Windows 7)」の順にクリックします。
ステップ 2次に、「バックアップと復元(Windows 7)」の画面にある「ファイルの復元」をクリックして、「ファイルの復元元として別のバックアップを選択します」をクリックします。そして、表示される「ファイルの参照」または「フォルダーの参照」をクリックして、復元したいファイルやフォルダを選択します。

ステップ 3最後、復元したいファイルの保存場所を指定して、「復元」ボタンをクリックすることでクイックフォーマットで消えたデータを復元してみてください。
ヒント:バックアップを事前に作成していなかったら、Windowsの「スタート」⇔「コントロール パネル」⇔「システムとセキュリティ」⇔「バックアップの作成」という機能を選択して、画面の指示に沿ってバックアップをしておいてください。

データ復旧サービスや業者に頼んでクイックフォーマットで消えたデータを復元
自力でクイックフォーマットで消えたデータが復元できない場合、データ復旧サービスや業者に頼んだほうがよいです。データ復旧サービスを選ぶとき、下記のポイントに注意してください。
1、料金をよく確認しておく
データ復旧サービスを利用するとき、まずは、状況を診断するのは一般的です。そこで、診断費用とクイックフォーマットで消えたデータを復元する費用をよく確かめてください。お金に拘っている場合、無料診断を提供してくれる業者に頼むことをおすすめ。
また、成功報酬型かどうかを確認する必要があります。なぜなら、データを復元することができなかったら、費用がかからないかもしれないからです。さらに、追加料金が発生するかもチェックしておくほうが良いです。
2、データ復旧用の設備などを確認
データ復旧サービスはどんな設備や技術を使ってクイックフォーマットで消したデータを復元してくれるかを確かめる必要があります。
3、口コミや評判もチェック
多くのデータ復旧サービスや業者からどれを選ぶべきか、その口コミや評判を確認してから決めるのは万全かもしれません。
4、セキュリティ対策を確認
クイックフォーマットで消えたデータを復元する前に、データを復元したあとで、個人情報などを保護したりするセキュリティ対策が万全であるかも確かめる必要があります。
どんなデータ復旧サービスを利用しても、クイックフォーマットで消えたデータを成功に復旧するには、信頼できるサービスや業者を選択してください。
うっかりしたクイックフォーマットを防ぐには
今後、クイックフォーマットで大事なデータが消えてしまうことを避けるには、日頃から注意しなければならないことがあります。
日頃からデータのバックアップをしておく
ハードディスク定期的にデータのバックアップをしてください。これで、HDDやUSBメモリーなどを誤ってクイックフォーマットしても、簡単になくなったデータを取り出すことができます。
クイックフォーマットをする前によく確認
HDDやSD、USBなどをクイックフォーマットする必要があれば、よく確認しておきます。そして、データのバックアップをしたりしてからフォーマットできます。
誤クイックフォーマット後に適当なデータ復旧ソフトを選ぶ
いざと誤ってクイックフォーマットしてしまったら、余計な操作をしないで、早速に適当なデータ復元ソフトを選んでクイックフォーマットで消えたデータの復元を行ってみてください。
まとめ
以上は、HDDやSD、USBなどをクイックフォーマットしてしまって、大事なデータが消えたときの復元方法の紹介でした。今後、クイックフォーマットで消えたデータを復元する必要があれば、ご参考ください。